スクラムとは

スクラムとは #

スクラムはアジャイルの開発手法の1つです。1990年代にJeff SutherlandとKen Schwaberによって策定されました。 スクラムには以下の特徴があります。

  • 要求を価値やリスクや必要性を基準にして並べ替えて、その順にプロダクトを作ることで成果を最大化します
  • スクラムでは固定の短い時間に区切って作業を進めます。固定の時間のことをタイムボックスと呼びます
  • 現在の状況や問題点を常に明らかにします。これを透明性と呼びます
  • 定期的に進捗状況や作っているプロダクトで期待されている成果を得られているか、仕事の進め方に問題がないかどうかを確認します。これを検査と呼びます
  • やり方に問題があったり、もっとうまくできる方法があるのであれば、やり方そのものを変えます。これを適応と呼びます

スクラムでは開発チームが行うべきイベント、ロール、作成すべき成果物を規定しているのみで、 そのルールを実際にどのように適用していくかは自分たちで考えていく必要があります。 また、スクラムではコードの書き方といったプロダクトを作る上で必要な点も特に定めておらず、自分たちで考える必要があります。 そのため、スクラムはアジャイル開発におけるフレームワークとも言えるものになっています。

スクラムのルールは スクラムガイド として定義されています。 日本語版 も公開されています。

このスクラムガイドは1~2年周期で内容が改定されおり、先の日本語版は2020年版です。 スクラムのルール自体も検査と適応を繰り返しているというわけです。

それでは早速スクラムのルールについて見ていきましょう。

スクラムにおけるロール