2×2 #
概要 #
2×2(two by two)とは、優先順位を徹底して意思決定を行うための手法です。 意思決定をするための2つの観点を縦軸と横軸に設定してそれぞれの観点毎に順序付けをすることで、四象限の右上のものが「今やるべきもの」、左下のものが「やらなくて良いもの」、と優先度を決めることができます。
なぜ2×2? #
対立する複数の観点を軸にしてバランスをとりながら優先度を設定でき、なぜそのような決定をしたのかをロジカルに説明しやすくなり、全ての関係者の理解を得やすくなります。
2×2のポイント #
偏りが出ないようにする
「やりたいもの」が多いと右上に要素が偏りがちですが、相対的な順位付けであることを意識し、上下・左右にバランスよく要素が行き渡るようにプロットします。
順序付けを徹底する
優先度が同じと判断して同じ位置に設定するのではなく、いずれかの順序を判断して上下・左右に位置づけることを徹底します。 また、四象限で分けることができるよう、中央の線の真上ではなく上下・左右にずらしてプロットするようにします。
縦軸と横軸でそれぞれ整理する
縦軸の観点と横軸の観点を同時に順序付けをしようとすると難しくなるため、まずは縦軸の観点で全要素を並び替えた後に、横軸の観点で並び替えを行うようにすると良いです。
縦軸と横軸に別々の観点を設定する
2つの観点の設定に悩んだ際に、似たような観点を設定してしまいがちですが、あまり意味がありません。 2つの観点としては対立する(関連しない)観点を意識してあげるようにします。
また、決めづらい場合にはまずは作業を進めてみることで、重要なポイントに気付くことができ、途中で観点の見直しをするきっかけになります。