ペルソナ

ペルソナ #

概要 #

ペルソナとは、ユーザーのプロトタイプモデルです。 多数の実ユーザーを対象にヒアリングなどによる調査を行い、類似するニーズ、ゴール、コンテキスト、及びタスクを収集して、ペルソナを作成します。 情報が不足している場合、仮説を立ててペルソナを作成し(プロトペルソナ)、検証を行った上で内容を更新していきます。

ペルソナとして以下を可視化します。

  • ユーザー名(ペルソナの名称)、イメージ図
  • Facts(例: 業種、経験、役職)
  • Behaviors & Habits(例: 行動、ルーティン、好き嫌い)
  • Needs & Goals(例; ~したい、~を目指している)

persona

なぜペルソナ? #

ペルソナは、プロダクトを提供するユーザー像を具体化し、チーム内で認識を揃えることを目的としています。 また、ペルソナを作ることによって、ユーザーの視点に立ちやすくなり、より具体的なアイデアが出しやすくなったり、プロダクトに関わる判断を行うときの指針になったりします。 ペルソナを作成した後は、チームでの会話やユーザーストーリーなどではペルソナの名称を使います。

ペルソナのポイント #

  • 必要なメンバーで一緒に作る

    Designerだけで作業せず、Product Managerやユーザーをよく知る人と一緒にワークして作成します。

  • 1時間程度で仕上げる

    時間をかけて完璧なものを最初に作る必要はなく、タイムボックスして作業を行います。

  • 全員の認識を可視化することを大事にする

  • 「今わからないこと」は貴重な発見

  • プロダクトに関係のないことは書かない

    例えばBtoBシステムの場合、趣味や家族構成はあまり関係ないことが多いので、記載しません。

  • 具体的に書く

    ペルソナの各情報は具体的に記述します。具体的に書くことが、チーム内で意識のズレをなくすことに繋がります。

  • 随時アップデートする

    ユーザーへのヒアリングなどによって新たな事実を得たり、誤りに気づいたら、ペルソナを随時アップデートします。ユーザーの状況も変化し続けるため、古いペルソナをベースとしてプロダクト開発を進めることがないように、ペルソナも合わせて更新し続けることが必要です。

  • プロジェクト関係者の名前は避ける

    ペルソナの名前をつける時は、プロジェクト関係者がペルソナを共有できるように、また、ペルソナとは異なる先入観を抱くことがないように、プロジェクト関係者や身近な人の名前は避けるようにします。

Tips

ペルソナ・エコシステム

ペルソナ・エコシステムでは、プロダクトに関わる登場人物の関係を明らかにします。 システムを利用するユーザーだけでなく、関連部署や意思決定に関わる部署も記述します。

persona ecosystem

シナリオ